訓練・櫛ケ峰

2011年 4月 24日  (CL)Y..HANADAほか10名   記録 H.HARADA

コースタイム 横内パーキング630→ 睡蓮沼発730→ コースNo.256840→ ニセ駒(稜線・No.188番)       856駒ケ嶺945→ 櫛が峰鞍部1 0 : 20→ 櫛が峰山頂11 20→ 櫛が峰鞍部林間1150       (昼食)1210駒ケ嶺13:00→ 睡蓮沼1435→ 横内P15:25

山行記録  明方まで舞っていた雨が止み、横内P出発時は空に明るさが感じられる天候だった。
震災の影響で開通が遅れ前日開通したばかりのゴールドライン雪の回廊の壁は例年通りの高さだがほこりで黒ずんでいた。
睡蓮沼前でYさんが待っていた。スキー隊5名ワカン隊6名、くもり空と強めの風にあわせてそれぞれ装備を整えて出発したがさすがに4月後半の気候、すぐに暑くなり衣類調整タイムをとる。
 雪の回廊の黒ずんだ壁とは異なり辺りは一面真っ白な雪、わずかだが新雪が積もっていた。林間を抜けスキーコースNo.256番標識を過ぎると間もなく稜線(ニセ駒・No.188番)に着く。
 風はやはり強く、雪が顔にあたる。風に背を向けて小休憩。雪面を風が走り、風紋ができている、 駒ヶ嶺鞍部までの林間トドマツの枝には雪が積もりすっかり冬景色。
 ワカン隊SLが枝数箇所に目印の赤 テープを結びながら進む。 駒ケ嶺の斜面を目の前にして「山頂まで登りその先は天候をみて判断する」とのCLの後につづいて駒ケ峰斜面を登る。 強風と降雪は相変わらずだが櫛が峰の鞍部まで行ってみようということになり前進。新雪は登り始めの頃よりも多くトドマツの葉には雪がびっしりついていた。鞍部で小休憩しているうちに櫛が峰大斜面下部がすっきり見えてきた。ここまで来たのだから・・・との思いは皆同じ。山頂をめざして―歩一歩大斜面に重い足を運ぶ。尾根に出るといっそう強い横殴りの風が雪をともなって吹いていたが強風は前週の山行小岳で経験済みだったのであまり不安を感じることなく山頂にたどり着いた。山頂標柱にはみごとな「えびのしっぽ」ができていた。白一色の世界で景色は望めないが目標の山頂にたてたことで満足感を味わえた。全員集合で記念写真を撮り早々に下山を開始。一足先に下りたワカン隊の横にスキーの方々が軽やかにすべりおりてきた。好天だったらもっと楽しかったのに残念・・と思う。鞍部樹林帯で風を避けながら昼食。風雪は午前中より増し天候は悪くなっていた。CLを先頭にスキー隊ワカン隊まとまっての行動となった。下り斜面ではスキーの方はそれぞれ華麗にすべりを楽しんでいたようだが、NさんとYさんがワカン隊を気にしてくれているように後になり先になりながらついてきてくれていたので申し訳ないと思いながらもとても心強くありがたく感じました。下山後半は気温が高いせいかアルミ製のワカンに雪がくっつき、疲れた休には非常に重く感じられた。7時間の行動を終えて無事登山口の睡蓮沼前に着いたのは予定時間より早い14:35。天候状況があまりよくない中でも今年も櫛が峰まで登ることができました。みなさんに感謝です。