定例・四角岳〜中岳

2011年 10月 30日    CL Y.NARA 他22名   記録 T.SAITOU

コースタイム  
       
青森IC 6:08 ⇒登山口 825 発 840→ 旧道分岐 907→ 枝沢 937
       分教所跡地 958→四角沢源流 1007→ 鞍部 1041→ 四角岳 10551104
       →鞍部 1112 →中岳 11281200→ 分教所跡地 1239→ 旧道分岐 1324
       登山口 1349 発 1402 ⇒青森 IC 16:22 着 

登山口までのアプローチ 
       東北道鹿角ICより国道282号線を岩手県に入り、JR田山駅手前の「花輪鉱山6km」の標識から左折し、
       踏切を通り過ぎY字路右の切通方向に進む。切通林道起点の標識が見えてくる。
       石黒林道と二分する分岐を左折する。古い登山道に続く四角沢方面の林道を左に見て真っ直ぐ進む。
       まもなく登山道入り口に到着する。駐車スペースは数台限りです。

山行記録  天候晴れ。Yさんと合流後、切通林道に車を進める。途中材木の搬出作業に出くわす。リーダーが交渉をして通してもらう事に。渓流沿いの道を、紅葉の景色を眺めながら登山口に到着する。ここまでの林道の状況は、合格である。熊との遭遇を回避のため、ザックに鈴を取り付け登山開始。赤土が剥き出した古い伐採道路を滑らないように注意しながら。杉林の伐採荒廃地の辺りからは、普通の登山道らしくなる。

 尾根の所の分岐点にて休憩。旧道は廃道状態。標柱は熊にかじられ放題。明治、大正期に田山方面から不老倉鉱山で働く労働者や物資の運搬路として利用されていた道である。尾根を越えて四角沢側の斜面の道を歩く。森の中は明るいブナ林でヒナタボッコ・ハイキング気分である。しかし、気を付けなければならない。ここは、奥深い山の中である。野生動物のテリトリーの中であるのだから。

 四角岳南側の中沢と四角沢を分ける尾根の西側に回り込むと、ブナ林が素晴らしい緩やかな登山道となる。

少し下り始めると枝沢を渡り、四角分教所之跡に着く。こんな山奥に多くの鉱山関係の労働者が働いていたんだ。四角沢の源流を渡ると鉱山跡地の廃岩礫堆積の山がある。表面には草木も生えていない。鉱毒成分が阻害しているのでは?。ここからは鞍部への九十九折れの急登である。当時の人々は生活のためこの尾根を越える。我々は趣味のため登る。意気込みが違うが、実体験としてその辛さが体に刻まれる。

 尾根十字路に到着。まっすぐ突き進めば秋田県側の不老倉コース。熊にかじられた標柱の所で一服し四角岳に向かう。今は登山道が完全に出来ている。過去に四角岳から中岳方面に笹籔を漕いでいると湿原があり戻ったことがあるが。今回は湿原は道の両側に見ることが出来ない。すぐさま平らな山頂からUターンし、三角錐の中岳に向かう。展望すこぶる良好!。
展望レストランでの昼食時間を満喫する。