訓練 和賀岳山行報告                         2012年922日提出 (提出者 M.MINAMI)

山 名   和賀岳1,440m (真昼和賀山塊) 東北百名山・花の百名山 

ルート:小路又休憩所〜甘露水〜薬師岳〜和賀岳 往復   

山行期間:2012年98日(土)〜9日(日)     天気 9日 小雨後曇り後雨

参加者名:CL:K.KUDOU  他8名  (計9名)     

コースタイム 

8日 08:10合浦公園→国道4号線→道の駅十和田→13:20道の駅雫石あねっこ→14:45小路又休憩所

9日 04:58小路又休憩所・・・05:16甘露水・・・05:45ブナ台・・・06:16渡渉・・・06:18滝倉・・・07:02Kさん引き返す・・・07:15倉方・・・07:54薬師岳分岐・・・08:03薬師岳山頂・・・08:57小杉分岐・・・09:31小鷲倉・・・10:15和賀岳10:41・・・12:25薬師岳・・・13:41滝倉避難小屋跡・14:35小路又休憩所着15:00→あねっこでYさんと別れ→東北道岩手SA夕食→青森中央IC20:00頃合浦公園着解散

山行記録

8日 K・Tさん車に8人分乗合浦公園から4号線南下し 道の駅雫石あねっこでYさんと合流。V字谷の真木渓谷をぬうように真木林道があり 小さな滝や大木のナラ 木製案内板数ヶ所あり、砂利が敷かれた未舗装を慎重に運転、06年11月新築小路又休憩所着、テント持参したが2階建てトイレありキレイなこの小屋を幸い他の登山者無く使わせてもらう事にした。明るいうちにバーベキュー始まり、飛行機雲がすぐにちぎれて消え悪天の前兆が。18時小屋に移動して明日の天気が気になりながら19時就寝。108月真木林道通行止めで直前に中止、今回9日秋雨前線北上で雨・雷予報が出ていて夜半の雨はかなりの音を立てていた。

9日 3時半起床 各自朝食身支度、荷物を車に積み込みヘッドランプをつけて出発。林道を甘露水まで行き喉を潤し、いよいよ登山口からの急坂を登る。スギ植林帯薄明かりにかたまって咲く白いツリフネソウが見送ってくれ、ミズナラの巨木もある。左手真っ直ぐにのびたブナの大木は品格があるなと話しながら、遠くの雷も気になるし蒸し暑い。雨具を着たり脱いだり。所々にピンクテープあり、残雪期の道標だろうか。小沢を渡渉 まだ青い実はサワフタギか。テンニンソウの名が思い出せず、九十九折の急坂をゆっくり登る。倉方手前でCL体調不良で一人引き返す。トップSL Hさんに交代。倉方を過ぎて少し行くと開けてきた。道の両側にはエゾオヤマリンドウのふっくらとした青色が目に飛び込む。タムラソウ・オクトリカブト・クロバナヒキオコシ・ウスユキソウ・残花のハクサンシャジン他も、一瞬雲が取れ山々や遠くの田んぼも見えたりするが。崖っぷち急坂を花たちに励まされて行くと薬師岳分岐、0.2kmで小祠がある薬師岳山頂、雲で展望きかず和賀岳も見えず残念だが、とりあえずここまで来れた安堵も。少し休み小腹を満たす。SLからほぼ標準タイムと激励され お花畑を進む。咲き終わった夏の花々を想像しながらその規模には到底及ばないが秋の花も結構咲いていて、ハクサンフウロウのピンクが可愛く、ウメバチソウも真っ白く大きく咲き、何故か存在感あるヒトツバヨモギ、特にタムラソウは適期だろう。稜線は風を遮るものが無く強風の時は難儀だろうが、今日はそれ程の風でなく幸い。道は草が覆いかぶさってはいるがあまり気にならず小杉山で休憩、ここからは最近刈り払いされたようで足元が見え歩きやすい。間もなく進むと前方に小鷲倉がその後ろに目指す和賀岳が初めて見えた。ここからまだ1時間はかかるだろう。小鷲倉への登りは灌木帯の藪に覆われた道で結構な急坂。曇っていて遠くの山は見えないが 稜線の草原歩きは時に気持ち良い。右斜面にはムツノガリヤスが群生、稲穂のように風になびき広がり秋気配そのもの。刈られないようにハナヒリノキ他にピンクテープが付けられている。又笹原をこぐ。7月にはニッコウキスゲが一面黄色に染まったのだろう。広く平らな広場が山頂。小祠に一等三角点もある。晴れていれば秋駒・岩手山・田沢湖・森吉山・早池峰・薬師・焼石・鳥海山も見えるらしいが。でも残念とは思わずここに立てた喜びが大きかった。かなり前NHK番組で和賀山塊にある日本一のブナを見て、和賀岳への強い憧れがあった。30分弱のランチタイム後往路を下る。登りにも見たがイワツバメ?か小さなツバメが多く飛び、このまま晴れるかなと思ったが。薬師岳からの急坂は下るのもきつく何度か小休止し、疲れも出てきた。ブナ台過ぎた辺りからだろうが雷が鳴り出し、それもだんだん近く光るし音も大きい、雨も降り出した。甘露水に来たら大雨になり林道を急ぎ足で小屋に着いたが全身ずぶ濡れ、小屋があって着替えも出来助かった。林道が崩れる前に通過したいと大急ぎで乗車。雷の雨は長続きしないと聞いていたがその後晴れ上がった。山中男性4名にだけしか会わず。あねっこでYさんと別れ一路青森へと。下見も運転も夜半の雨に睡眠取れずのCL Kさん,新しい車長距離を運転してくれたTさんありがとうございました。